夏は浴衣。これほど日本の気候風土に合い
素肌にさらさらと気持ちよく
ざぶざぶ洗ってすぐ乾き
洗えば洗うほどに柔らかくなり
身体にも心にも馴染む素材は無いと思っています。
スポーツが盛んになり、素材の開発も進み
嫌いだった化学繊維にも変化が見られ
「これもありかも」と思える素材にも出会えましたが
こちらの話は後日。
ライフスタイルの変化に伴い
着物を着る機会は少なくなりました。
アンティーク着物を着る人たちが増えた事は嬉しい事ですが
今の着物業界は厳しいものがあると感じています。
前にも書いたかも知れませんが
海外産の安価な浴衣。
Tシャツ感覚で着られる良さはあるのでしょうが…
食べ物で言えばジャンクフード
です。のような気がしませんか?
お店で美味しいラーメンを食べた事無くて
○×ヌードルばかり食べていていいんですか?
深いため息とともに
肩が落ちてしまった記事のご紹介です。
竺仙のHP「製品情報」より
(お知らせ)
ランキング圏外とせざる終えなくなった竺仙のカゴ染め浴衣。
職人さんは全国どこを探しても現在のこの1軒のみでございます。
その職人さんが、ついに廃業を宣言致しました。
ですので、現在は今所有している生地と染料が無くなればカゴ染め自体が
この竺仙からそしてこの日本から無くなってしまいます。
残念のひと言では語りつくせない歴史のある商品でございます。
今年はそれをTV等で知るお客様が随分とご購入され、同時にやめないで・・・
と言う正当な理由付けで貴重なお言葉も多く頂戴致しました。
本当に良いもの、残していきたい物が少し壊れてきているのかもしれない昨今です。
なんと言う事でしょう。
またひとつ、日本の文化が消えていこうとしています。
去年8月のお話だったようですが
恥ずかしい事に、知りませんでした。
(カゴ染めについては
竺仙のHPから「浴衣について」をクリック「カゴ染」をクリックしてご覧下さい。)
去年の
ふたり展で、そのカゴ染めの反物2反、サマードレスにさせていただきました。
写真が無いのが残念。
今手元にあるのはこの5反。
竺仙さんのカゴ染めと薩摩浴衣。


薩摩浴衣も両面異なる柄だけれど
「カゴ染め」という技法ではないのでしょう。
世界にひとつだけの「カゴ染め」は消えてしまいます。
やりきれない気持ちでいっぱいです。
nobulogさん経由でお邪魔させていただきました。
涼しげでステキな反物ですね。
恥ずかしながら・・・・着物どころか浴衣ひとつ着れないこばちでございます。去年の夏、次男が風流踊りに初参加したのですが、その衣装を着せてやることすらできず、まったく情けない母でございます(恥)
先日、酒屋さんとお話ししていたところ、地酒どころの飛騨でも今シーズン休蔵する蔵元があるのだとか・・・・。知人が杜氏をしていた蔵元も休蔵しました。とてもいいお酒を造る蔵だったのに、残念でなりません。日本人は昔から海外のものを受け入れる柔軟な民族のようですが、日本の「いいもの」も「古臭い」とか「非合理的」とさっさと切り捨ててしまう優柔不断さもあるようで・・・。せめて今年の夏は息子の風流の衣装をきっちりと着させられる母になりたいと思います(志が低い・・・・爆)